中高年エンジニアの転職先で注意すべき事

中高年になったエンジニアに対して求められるものは、直接的な技術力よりも、むしろプロジェクトや人員のマネジメントなどができる人間力のほうである。
つまりはコミュニケーション能力だ。
管理職には技術力が直接関係するわけではないが、技術力のそもそもない人間では部下への説得力も持てない以上、やはり技術的な素養があって初めて管理職たりえるという事情はある。

しかし、だからといって求人内容に直接は記載されていなくても、技術力だけでなく行間に文章化できないコミュニケーション能力も求められていると認識しておくべきだ。
そうすると自然とみえてくるリスクがある。
人間関係でつまずいて転職するようなケースでは、次の職場でも同じような失敗をする可能性が高くなり、マネジメントどころではなくなるという危険性だ。
技術力には自信があるが、人間関係がわずらわしいから別の職場に行こう、という考えで職場を変えてしまうと、次の職場では実はマネジメントのレベルを求められていて、余計にストレスがかかってしまうというトラブルが発生してしまいかねないのである。

これにはもうひとつの理由があり、まだ若い上司が年上の部下を持つことを嫌がるのである。
やはり年齢が上のほうが上司として自然という空気は残っているのだ。
だから中高年になったエンジニアは、新しい職場でもきちんと人間同士の信頼関係を成立させておくべきだ。
前職でやっていた仕事の経験を生かして、さらに上流工程を任される場合に備えておくことが重要となってくるのだ。


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